標準ズームでどのような写真が撮れるのか
APS-Cサイズのミラーレスカメラには、基本的に標準ズームがセットされています。この標準ズーム1本でどれくらいの写真が撮れるのか不安ですよね。 まず標準ズームは、メーカーによって少し違いはありますが、15−45mmや16−50mmになります。これは35mm換算にすると
- 約22.5mm(24mm)〜75mm(72mm)になります。
標準ズームの画角はだいたい広角側84°〜望遠側33°くらい(上の写真) これは広角レンズから、標準レンズ(人間が見ている画角)より少し長い焦点距離です。15mm側は比較的広角なので、ワイドな写真を撮ることができますが、45mm側は望遠までとはいきませんので、遠くのものを大きく撮るのはできません。ですので標準ズームは広く写したい方向きです。
メモ
カメラの標準レンズは50mmとなっていて、画角では45°です。これは人の見ている範囲が約47°であるからです。ー画角についてーまた標準ズームでどれくらい寄れるのかと言いますと、キヤノンのEF-M15-45mmのレンズで最大撮影倍率が0.25倍です。これは1cmの被写体が写真の中で、25mmの大きさで撮れると言うことです。だいたい大きな花ならば、結構大きく撮ることができます。
そして皆さんが興味をお持ちのボケについては、上の写真を参考にしてください。背景との距離もありますので、一概に言えませんが、バラの花はバラ園での撮影で、タンポポは背景との距離が3メートルくらいです。皆さんが思っているよりボケていないかもしれませんが、標準ズームは非常にコンパクトに設計されていますので、スナップ用として持っておいて損はないレンズです。 この標準ズームで撮った写真をもっと見たいと思われる方は、私のインスタグラムをご覧ください。撮った写真のほとんどが標準ズームで撮ったものです。
Wズームセットを買うべきか?
標準ズームについては先ほど述べましたように、標準ズームはスナップ向きではないかと、しかし皆さんの中には、もっと遠くのものを大きく撮りたい、お子さんの運動会や、鳥や、飛行機等も撮りたいと思う方も多いと思います。そんな方はやはりWズーム(標準ズーム+望遠ズーム)を最初に買う方がお得です。
望遠ズームの画角は短い側が約30°〜望遠側が約8°くらい(上の写真) 望遠ズームはだいたい、55mm-210mm(55-200mmキヤノン)前後で、35mm換算にしますと、約82mm-310mm(88-320mmキヤノン)相当になり、上の写真の範囲の写真となります。標準ズームであんなに小さかった大阪城の天守閣がこれだけ大きく撮ることができることを考えれば、標準ズームと望遠ズームがあれば、いろんな撮影ができそうです。 ミラーレスカメラの色についての機能はコチラにお進みください