仕事の関係で、滋賀県の守山市に行くことになり、JR東海道本線の守山駅まで行ってみました。全く、守山市のことを知らず、何も調べてなかったのですが、駅から目的地に行くまで歩いてみて、びっくり。道路の道幅も広く、綺麗で、素敵な街でした。
中山道67番目の宿場ー守山宿(もりやましゅく)
駅から、西へ商店街(銀座通り)を歩いていき、案内板があるところを曲がると、中山道67番目の守山宿に入ります。中山道とは “徳川幕府が制定した五街道の一つで、江戸板橋宿を第一宿として、武蔵・上野・信濃・美濃の各国を経て近江国守山宿までろ67宿が定められていた“ そうです。(滋賀・びわ湖観光情報より)
そこを真っ直ぐ進むとすぐ、左手に、比叡山延暦寺の東の関門、「東門院」があります。「守山」という地名は、比叡山を守るという意味でつけられたと言われています。
東門院からさらに進んでいくと、分かれ道があるのですが、そこに石の道標、「守山宿の道標」があります。この石の道標は守山市の文化財とされています。“「右 中山道 并 美濃路 」右が美濃(岐阜)へと続く中山道で、「左 錦織寺 四十五丁 こ乃者満ミ値」左へ行くと、人々の信仰を集めた真宗木部派本山である錦織寺に至る、約4Kmの道標であり、「こ乃者満ミ値」とは琵琶湖の津として賑わっていた木浜港へも通ずる道筋にもんることを示している“そうです。(案内板より)
滋賀・びわ湖観光情報によりますと、守山は東下の第一番目の宿として「京発ち守山泊まり」で旅人に知れわたり、街並みは、11町53間(約1300m)あり、人口は、約1,700人ほどであったそうです。
ホタルのまち守山
守山宿で有名な守山市には有名なことがあります。それは「ほたる」がたくさん見ることができることです。実際に守山市では「守山市ほたる条例」を定めており、ゲンジボタルを復活させ、9つの保護区域を定め、毎年5月の末には「守山ホタルパーク&ウォーク」を開催してきたようです。
ホタルの発生場所の一つの「三津川」。小さな川ですが、川には鯉がおり、綺麗な植物があり、ベンチでゆっくりと本でも読みたくなるような素敵な公園です。
ホタルをデザインした街頭や、ホタルの絵が描かれたマンホール。守山市がいかにホタルを大切にしてきたのかが、よくわかります。
しかし毎年行われている「ほたるパーク&ウォーク」は5月23日〜30日は残念ながら、コロナの影響により中止となってしまったようです。コロナが終息した来年には是非行ってみたいと思った所の一つとなりました。
まだまだある守山市
「守山宿」「ホタルのまち」で有名な守山市ですが、駅前には「少年赤十字団 発祥地」の石像と彫刻家「ウルリッヒ・リュックリーム」の石像が並んでおり、まだまだ調べれば調べるほど面白くなりそうです。
駅から歩いて30分ほどには、水田がたくさんあり、田植えのシーズンを迎えています。「近江米」として有名な米所、滋賀県。この守山市でもたくさんのお米が「近江米」として出荷されるようです。
今回、ほんの少ししか滞在していませんが、ゆっくりと時間をかけて回ってみたくなりました。是非皆さんも来年、写真を撮りに来てみてください。オススメです。