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大阪城公園「あじさい園」昨年の見頃は

大阪城公園には梅林や桃園、そして桜といろんな見所がありますが、梅雨の今頃にももう一つの楽しみがあります。大阪城の大手門横、南外堀南側にある「あじさい園」です。

 

大阪城公園あじさい うつぎ園ー2022年 今年の見頃は

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大阪城公園「あじさい・うつぎ園」

今、緊急事態宣言中にある大阪では、この大阪城公園の駐車場も閉鎖されていて、電車で来ることしかできませんが、この「あじさい・うつぎ園」に最も近い駅は大阪メトロ谷町四丁目駅からが一番近くになります。

 

2021年5月20日、咲いていたのは、ほんのわずかでした。

 

今年は桜も、いろんな花も早く咲いていて、近所のアジサイも咲いていたので、もう咲いているのではないかと、梅雨入りしてすぐの雨の中(5月20日)行ってみました。ところが、まだほんのわずかしか咲いてなく、今年は、6月上旬から中旬が見頃かなという感じでした。

 

大阪城公園の「あじさい・うつぎ園」では約1400株のアジサイ・ベニガクアジサイ・うつぎ等が植えられていて、毎年5月末から7月上旬にかけて、楽しめるそうです

 

うつぎ

 

アジサイ科ウツギ属の「うつぎ(空木)」は、茎が中空であることから名付けられたそうで、花が旧暦4月の卯月に咲くので「卯の花」とも呼ばれ、『枕草子』にも出てくる等、初夏の風物詩とされているようです。

 

 

 

規模としては小さいですが、中央大通り沿いにある小さな森のような空間がとてもいい感じになっており、とても素敵です。

 

 

鶴見緑地公園のアジサイ園ー2022年、今年の見頃は

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この「あじさい・うつぎ園」に対して、森ノ宮駅から降りた大阪城公園内のローソン横のところのアジサイはちょうど見頃でした。

 

 

 

私は毎年、この梅雨の時期に咲くアジサイを見て思い出す歌があります。

かなり古いのですが、北海道出身の「ふきのとう」が歌う“紫陽花“です。紫陽花の色が色々あるけれど、あなたの心の内側は何色ですか?という感じの出だしなのですが、しんみりしていい歌なので、是非、検索してして聞いてみてください。

 

 

アジサイの色が変わるのはアジサイの中にある「アントシアニン」という色素が、土中に含まれるアルミニウムと結合して青色となり、逆にアルミニウムが少ないと、薄紅色やピンク色になるそうです。そして、アルミニウムがよく解ける酸性土壌では青色が、中性〜アルカリ性土壌では薄紅色やピンク色になるということなのだそうです。

 

 

また、これはよく知られていることなのですが、花だと思っているところは、実は葉が変形した「がく」であって、ほんとうの花は、花と思っている「がく」の真ん中にある小さい粒のようなものが花なのだそうです。でも本当のことを知ってしまうと夢がこわれてしまいますから、花と思っていていいんだと思います。

 

 

そしてあまり知られていないことなのですが、今や世界各国で見られるアジサイ、実は原産は日本です。ヨーロッパで品種改良されたのが「西洋アジサイ」で、もともと「ガクアジサイ」を改良してできたのが、手毬のような「ホンアジサイ」という種類だそうです。

 

アジサイの花言葉は、「団らん」「和気あいあい」「家族」「浮気」などありますが、色でも違っています。

  • 白のアジサイ ー 「寛容」
  • 青のアジサイ ー 「冷淡」「無情」
  • ピンクのアジサイ ー 「元気な女性」「強い愛情」
  • 紫のアジサイ ー 「清澄」「神秘」

今年はもう早くも梅雨に入ってしまいましたが、この大阪城公園の紫陽花はまだほとんど咲いてませんので、これからが楽しみです。是非、見頃になりましたら、ご紹介したいと思っています。

メモ

花のアップの撮影ーEOS Kiss X8i +EF50mmF1.8 絞り優先F2オート その他の写真 EF S18−55mm F3.5-5.6 プログラムオート

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