大阪市住吉区の高級住宅街「帝塚山」の近くに、ウォーキングや散歩などで親しまれる「万代池公園」は桜の名所として有名ですが、夕景の撮影スポットとしてもおすすめの公園です。
オオタカも来る、夕景が綺麗な万代池公園
「万代池公園」には様々な野鳥がいて、野鳥ファンが集まるスポットでもあるようです。池には島があり、ここにオオタカが来るそうで、超望遠レンズでオオタカの撮影を狙うカメラマンの姿もよく見かけます。池でよくみられる野鳥はムクドリ、アオサギ、モズ、カワウ、マガモ、コサメビタキ、ツグミなどで、カワセミも来ることがあるようです。
万代池については、いくつかの伝説があり、推古天皇の頃、熊野街道を行き交う人がこの辺りで不思議な魔物に襲われるという事件がたびたびあり、この魔物を退治するために聖徳太子は四天王寺より僧を遣わしたということです。それ以来魔物は現れなくなり、その僧があげた経が曼陀羅(まんだら)経だったことから、曼陀羅池と呼ばれるようになり、そしてその名がしだいになまり、萬代池(まんだいいけ)になったそうです。
万代池公園へは、「チンチン電車」と地元の方から呼ばれる路面電車、天王寺駅前から発車する阪堺電気軌道上町線で6駅目の「帝塚山3丁目」駅で下車し、東へ歩いて数分で行くことができます。機会があればチンチン電車に乗って、夕景やオオタカの撮影に来てみてください。