11月に入り、いよいよ紅葉のシーズン。大阪御堂筋のイチョウ並木は有名で、もうすぐイチョウの葉が黄色に色ずきます。
御堂筋のイチョウ並木
10月30日、撮影の仕事があり御堂筋を通ってきましたが、まだ葉は色づいていませんでした。例年の紅葉の時期は、11月下旬〜12月中旬頃で、もう少しのようです。
大阪御堂筋のイチョウ並木は、「近代大阪を象徴する歴史的景観」として平成12年度大阪市指定文化財に指定されているようで、阪急前から梅田新道、梅田新道から淀屋橋北詰、淀屋橋南詰から船場中央、久太郎町3から新橋、新橋から難波西口までとなっていて、合計972本あるそうです。
![](https://hiro-photo.com/wp-content/uploads/2021/11/5825DEE4-D3E1-4F9B-A040-A44A598D2726.jpeg)
御堂筋のイチョウ並木にイルミネーション
紅葉と黄葉の違い
![](https://hiro-photo.com/wp-content/uploads/2021/10/57326333-B158-4644-B426-8E1E419BC015-683x1024.jpeg)
天満橋にて
一般的には落葉広葉樹の葉が紅色や黄色に色づくこと紅葉というそうですが、正しく言えば、赤色に色ずくことを「紅葉(こうよう)」といい、黄色に色ずくことを「黄葉(こうよう)」というようです。さらに、褐色に色ずくのを「褐葉(かつよう)」というそうです。
![](https://hiro-photo.com/wp-content/uploads/2021/10/669544D0-56E2-4246-B360-20A9A61C8FF1-683x1024.jpeg)
天満橋にて
イチョウの葉には「クロロフィル」という緑色の色素と「カロチノイド」という黄色の色素が葉の葉緑体の中にあり、春や夏は、「クロロフィル(緑色)」が主役となって光合成を行なうそうです。しかし、秋になって光が弱くなってくると、「クロロフィル(緑色)」が分解され、消滅してしまい、「カロチノイド(黄)」だけが残り、葉の色は黄になります。これが黄葉であるようです。
また、モミジなど赤く紅葉する植物は、秋になり光が弱くなると、葉の中に糖分が増え、「アントシアン」という紅い色素が合成され、葉が赤や橙色になるそうです。
![](https://hiro-photo.com/wp-content/uploads/2021/10/599C56EE-7182-4653-8792-2C75E73ED0BC-683x1024.jpeg)
天満橋にて
近場の御堂筋や天満橋のイチョウをご紹介しましたが、奈良公園のイチョウも有名で、鹿と紅葉を一緒に撮影もできそうです。コロナの影響で、どこにも行けなかったという方も多いはずです。今年の秋は是非、紅葉の写真を撮りに行ってみませんか。