青空を撮影する
夏の空よりも秋の空の方が、青いということを皆さんご存知ですか。
夏は、太平洋の高気圧の影響で空気中に含んでいる水蒸気が多くなり、水蒸気が太陽の光を反射し、空が霞がかってしまうのであまり青く見えません。しかし秋は移動性高気圧が日本を覆い、大気から水蒸気が少なくなり、光を反射することが少なくなるため空が高く青く見えるのだそうです。あまりピントきませんが、とにかく秋の空が一番青くなるのだそうです。そんな秋の空を他の被写体と組み合わせて、写真を色で見せるテクニックをご紹介します。
大阪のHEP FIVEの赤い観覧車は有名ですが、その赤と空の青と組み合わせることで、強烈な印象を与えることができます。露出は暗く濁らない程度にアンダー(マイナス補正)にして色を濃くして空の青と観覧車の赤との色の対比で写真として見せることができます。
また、秋の黄色く色付いたイチョウの葉と青空の組み合わせも、強い印象を与えることができます。この時もイチョウの葉があまり濃くなりすぎない程度に露出をアンダー(マイナス補正)ぎみにして、何段階か露出を変えて撮るようにしてください。
青い空と様々な被写体と組み合わせて、印象的な写真を撮ってみてはどうでしょうか。写真を色で見せるというちょっとしたテクニックですが、皆さんも一度試してみてください。