撮影アレコレ

雨上がりの花を撮る

雨上がりの花

雨が多いとなかなか写真が撮れないという方も多いと思います。前回と前々回で雨の時の撮影について書きましたが、やはり晴れの時が一番写真を撮りやすいですよね。今回は雨は雨でも雨上がりの撮影についてお話します。

EOS M5  15-45mm ISO感度オート320 1/60 F6.3 -2/3補正

台風の影響でこの2〜3日雨がずっと降っていて、今日の午後、やっと雨が上がった。天気もぱっとしないけれど、買い物ついでに公園に行ってみて、薔薇が咲いていないか確かめてみたが、近くの公園の薔薇は本数が少なく、綺麗に咲いている形のいい薔薇はなく、枯れかけが多かった。それでも少しまだ花びらが残っている薔薇に近づくと、綺麗な水滴が花を覆っていて、その花に思いきり寄って撮影してみた。薔薇の花は比較的大きいので、標準ズームでもこれくらいはよることができるので、ピントが寄り過ぎて合わないくらまで寄った方が水滴がはっきり写っていい感じになる。

正面からではなく少し横からも撮ってみると、花の後ろの方にも水滴がついているのがわかる。薔薇の花は色んな角度から見てみてみるといい。

子供の時、パラシュートにして遊んだ方もいるでしょうか、オシロイバナ。実は原産は日本ではなく、南アメリカ。江戸時代始めに渡来したとのこと。実は花のように見えるのはガクで、ガクに見える中に種がある部分は苞だと言う。

小さい花なので、標準ズームでは画面いっぱいには撮れないので、背景がシンプルになるように、葉の緑でいっぱいになるように撮影。雨の水滴で濡れた白いオシロイバナが淡い緑で強調されていると思う。

花を撮るときは、ゴチャゴチャした所を選ばず、より花が強調されるよう、シンプルな所を選ぶように心がけましょう。


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