秋桜の咲く頃 ー コスモスの花 ー 実はメキシコ原産

コスモスは秋に咲く、日本人にはなじみのある愛らしい花である。都会から少し離れると、道路沿いに可憐に咲いていて、秋だなと思わせてくれます。昔、コスモスが秋桜（あきざくら）と呼ばれるようになったのは、「花びらの形が桜に似ているから」だとか「サクラソウ」ではないかという説があります。

コスモスはなぜ秋桜?

現在は『秋桜』は「あきざくら」とは読まず、「コスモス」と言われていますが、なぜ「コスモス」と呼ばれるなったのでしょうか。それは、さだまさしさん作詞・作曲の「秋桜(コスモス)」。山口百恵さんが歌った歌が大ヒットしたために「コスモス」と読まれるようになったのが定着したそうです。

淡紅(うすべに)の秋桜(コスモス)が秋の日の

何気ない陽溜まりに揺れている ...

（秋桜の歌詞より）

わたしは、歌が大好きです。歌詞の中で、縁側にいる母と娘の状況が思い浮かび、涙が出そうになってきます。わたしはこの歌こそ、日本の素晴らしい代表曲であると確信し、さだまさしさんの歌詞の凄さにいつも感動しています。

原産地はメキシコ。語源であるギリシャ語の「コスモス」には「宇宙・秩序・調和」の意味がある。メキシコにいたスペインの神父が花をみて、花びらが整然と秩序を持って並んでいることをみて、神の秩序そのものと感じとり、「コスモス」と名付けたと言われている。

最近はコスモスにも、新しい品種が登場していて、左のコスモスは、「シーシェル」と言う品種で花びらが筒状になっている。

他には花びらがフリンジ状のものや、チョコレート色、黄色、クリーム、等、たくさんの品種のコスモスが見られるようになっている。

毎年秋には、長居植物園のライフガーデンではコスモスフェアが行われていて、十万本のコスモスに出会うことができる。（今年は11/23まで）長居植物園で季節の花をいつも開催してくれるので、市内で写真が撮れることに感謝している。