ロウバイーロウ細工のような光沢のある花
大阪城公園の梅林に咲いていた、梅に似た花を咲かせるロウバイ(蝋梅)は、寒さの厳しい12~2月頃にかけて咲き、ロウ細工のような黄色い光沢、香り高い花を咲かせて愛されてきました。中国原産で、ウメ、スイセン、ツバキとともに、「雪中四花」として数えられているそうです。日本へは江戸時代初期に渡来し、ほかの花木に先駆けて花が愛され、生け花や茶花、庭木として使われているようです。
花はウメに似ていますが、ウメはバラ目バラ科で、ロウバイはクスノキ目ロウバイ科の落葉樹で、高さは2〜5mになるそうです。
名前の由来は、中国名の「蝋梅(ラーメイ)」を日本語読みしたことによるとか、色や光沢が蜜蝋を思わさせたことによるなど、諸説あるようです。
花言葉は、「慈愛」「慈しみ」「ゆかしさ」「先見」などで、花の少ない冬に、控えめな花を咲かせるその姿からつけられたようです。誕生花は、1月2日、1月21日です。
大阪城公園の梅林で撮影した日は、2月1日。まだ梅がちらほらと咲き始めたばかりなのに、ロウバイは、もう見頃を過ぎているものもありました。厳しい冬のなか、ひっそりと咲くロウバイ、この梅林に撮影しに行かれてはどうでしょうか。