長居植物園が再開したので、行って見ると、ちょうどスイレンが咲いていました。長居植物園では大池のハスが2年前に原因不明で全滅してしまいましたが、スイレンは大丈夫のようです。
スイレンの花咲く季節
スイレンはスイレン科スイレン属の多年草の水草で、原産地は東南アジア、アフリカ、南米。世界各国で約40種類があり、熱帯性スイレンと温帯性スイレンがありますが、熱帯性スイレンがほとんどで、温帯性のスイレンは5、6品種ほどしかありません。
和名はもともと未草(ヒツジクサ)と言いますが、「睡蓮」はスイレン属の総称でつかわれており、陽射しが弱くなると花を閉じてしまう様子が眠るように見え、眠る蓮(ハス)のようであることから「睡蓮」とついたそうです。
学名の「Nymphaea(ニンファエア)」はギリシャ神話でヘラクレスに捨てられてナイル川に身を投げて睡蓮になったとされる水の精「nymph(ニンフ)」からつけられたようです。
スイレンの絵画で有名なフランスの画家クロード・モネが描いた一連の睡蓮の絵画『睡蓮(仏 Les Nymheas)』は有名ですが、日本を愛し、日本から多くの影響を受け、作品の中に太鼓橋としだれ柳、睡蓮を描いた作品もあるそうです。
スイレンとハスの違い
スイレンとハスは同じ水生植物で、花姿も似ていることから、同じスイレン科とされていたそうですが、DNAによる解析から違う植物であることが判明し、ハスはヤマモガシ目ハス科となりました。
スイレンの英名はWater lily でハスの花はLotus flower です。
ちなみに、ハスはレンコン(蓮根)ができますが、実はハスの根ではなく茎(地下茎が肥大)なのだそうです。
初夏から秋にかけて花を咲かせるスイレンの花、これからが撮影の季節です。
メモ
EOS Kiss X8i EF70-200mmF4 絞り優先F4オート(スイレンの写真)
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