2021年の春は、大阪で緊急事態宣言が延長されて、様々な施設が閉鎖されてしまっていますが、その中でも季節は進んでいき、バラも見頃を迎えていました。
靱公園のケアキ並木
大阪市の西区にある靱公園は、テニスの国際大会が行われる、テニスコートがあるので有名ですが、ケアキ並木にベンチが設置されていて、この周辺市民の憩いの場所となっています。
四ツ橋筋沿いから、靱公園に入り、ケアキ並木を通り、右手に曲がるとバラ園があります。約9,000平方メートルの園内に、170品種、3,400株のバラが植えられています。
靱公園のバラ園
今回、靱公園のバラ園で、気に入ったバラの花をご紹介したいと思います。
まず最初は、イングリッシュ・ローズ 200品種ある中で、代表とするバラが「グラハム・ローズ」です。2009年カナダバンクーバーで行われた世界バラ会議で、バラの殿堂入りとなったのが「グラハム・ローズ」です。
フランスルネサンス期を代表する詩人、ピエール・ドゥ・ロンサールにちなんで名づけられたバラ「ピエール・ドゥ・ロンサール」は大輪系のつるバラで、秋までたくさんの花を咲かせてくれます。
イングリッシュローズ、第一号品種の「コンスタンス・スプライ」は一季咲きの大輪で、香りは濃厚なミルラ香であるそうです。
名前の由来は、シェークスピアの「冬物語」の登場人物シシリア王の娘の名であるそうで、イングリッシュローズの「ペルディータ」は芳醇な香りでヘンリー・エドランド賞を受賞したそうです。
かわいい小ぶりの「セレッソ」は、日本の確実園本園が作りだしたバラで、名は、スペイン語でサクラであるそうです。
アンネのバラとして知られる「スブニール・ドゥ・アンネフランク」は、アンネフランクの「形見」として捧げられたバラで、アンネの父が日本へ寄贈し、平和のシンボルとして広まっているようです。
たくさんの品種のバラがある大阪の靱公園ですが、大阪にちなんだバラを見つけました。2006年、世界バラ会議が、この靱公園で行われた時のシンボルローズ、「ローズオオサカ」です。
「ローズオオサカ」は四季咲きの14cmほどの大輪で、鮮やかな赤色が特徴です。
また日本原種のヤマイバラ(山茨)やツクシイバラ(筑紫茨)は希少種であるそうです。
今回の写真は2021年5月13日に撮影したものですが、靱公園の春のバラは、例年5月上旬から下旬までですので、このゴールデンウィーク中に行ってみられてはどうでしょうか?
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EOS Kiss X8i EF50mmF1.8 EF-S10-22mm F3.5-4.5 ISO感度オート、絞り優先オート、プログラムオートで撮影
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