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単レンズの玉ボケ効果ーキヤノンEF50mmF1.8レンズでバラを撮る

カメラを買って、標準ズームで撮影して、写真のことがわかってくると、もっと背景をぼかした写真が撮りたいと思うようになってきます。その時についつい安くていいレンズがあると思って購入してしまうのが、キヤノンのEF50mmF1.8 STMレンズです。

キヤノン種まきレンズー単焦点50mm

最初カメラと一緒に購入する標準ズームは、望遠側絞りの開放値が、F5.6とかF6.3 です。背景が遠くなければ思ったようにボケてくれません。やはり開放値が明るい方がよくボケます。

 

しかし開放値が明るいズームレンズは高価なのでなかなか手が出ません。その心理をつくように、キャノンは安くて明るい単レンズを昔から販売していています。EF50mmF1.8 STM レンズです。このレンズは1万円台で購入することができ、キヤノンの種まきレンズと言われています。


憧れの玉ボケ(丸ボケ)を撮る

このレンズの特徴は開放値がF1.8と明るいため、憧れの玉ボケ(丸ボケ)が撮りやすいです。この玉ボケとは光るものを撮った時の絞りの形です。夜の車のライトとか街灯などの光るものを背景にぼかした時によく見られますが、昼間でも木の葉っぱの間から漏れる光や葉っぱに反射した光が玉ボケになるのです。

 

 

 

上の3枚の写真はバラの背景に葉の間から漏れる光を背景にして玉ボケ効果を狙ったものです。絞りはF2で、ほとんど開放値で撮ったものですが、最初の1枚はバラにかなり寄ったもので、玉ボケも大きくなりました、そして離れていくと玉ボケが小さくなり、たくさんになりました。

玉ボケは寄れば寄るほど大きくなりますので、撮影した画像で確認して、自分のイメージのところで撮ってみましょう。もし迷ったら距離を少し離して撮るのもいいかもしれません。

 

上の2枚の写真も寄ったものと、距離をとって全体を入れたものです。寄った写真は、全体写真の左のバラを寄ってとったものです。

玉ボケ効果を狙う時は、絞りをあまり絞らないことです。絞りは開放値(明るい絞り)の時が綺麗な丸ですが、絞っていくと、だんだん綺麗な丸では無くなってくるので、開放値からせいぜい3絞りくらい絞る程度にした方がいいと思います。

 

バラくらい大きな花でしたら、思い切り寄ってみると、花びらの形が綺麗に表現できるので、寄って撮るのもいいです。

このキヤノンのEF50mmF1.8 STMレンズはフルサイズ用ですが、今回APS-Cサイズ(ミラーレス含)のカメラにつけて撮影しました。APS-Cサイズ(ミラーレス含)では80mm(50mm×1.6)に相当になりますので、綺麗なボケが期待できるので、オススメのレンズです。

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