2月の後半に入り、大阪城公園の梅の花の見頃となりました。大阪城公園では、早咲き、中咲き、遅咲きの品種があり早咲きと中咲きの約155本が見頃となっています。見物に来られている方も多くなってきています。
そんな中、まだ朝の7時台、梅林の中のベンチに、70〜80代の女性の方が、6人くらいでティータイムをもたれていました。その横を通りすぎる、その時、ある方が、「あ〜今日は幸せ!」と言っておられるのを聞いたのです。
誰もがコロナ疲れで、滅入る日々の中、お年寄りはなお一層、外に出てはいけない、じっと家に居なさいと言われているに違いありません。そんな中で、人が多くなる前に早めに来たのだと思います。久しぶりで友人たちと梅の花を見にきて、話に花が咲き、心が開放されたのだと思いました。
そんなか方々を誰が責めることができるでしょうか。彼女たちのささやかな憩いの時間が楽しい時間となることを願うばかりです。
雁木坂
梅林横の坂道を上がりきったところからOBP(大阪ビジネスパーク)を背景に梅林を撮影したもの。見頃にはこの坂の上から撮ろうと決めていましたが、案の定そこには、三脚を据えたお兄さんが一番良いところをキープしていました。
梅林南北の坂道は、江戸時代「雁木坂(がんきざか)」と呼ばれ、長い石段(雁木)だったことから、そう言われたらしい。坂を上がりきったところには雁木坂門があって、横には通行を監視するための番所があったそうです。現在は、盛土によって坂の勾配はゆるやかになっていますが、明治維新後の陸軍管轄時にはダラダラ坂とも呼ばれたらしい。
朝、8時すぎくらいからメジロがやってきて、多くのカメラマンが必死に撮影していました(私もその一人)。メジロはちっちゃくて、動きが早いですが、人は警戒していなくて、近くまできてくれるのがいいのですね。
皆さんも是非メジロの撮影にチャレンジしてくださいね。
メモ
写真 EOS 6DmarkⅡ EF-50mm , EF70-200mm ISO感度200 絞り優先オートで撮影