御堂筋の銀杏並木
今年も11月に入り、いよいよ紅葉の季節になってきました。コロナの影響で、遠くに行きたくないという大阪の方にオススメの場所があります。
大阪の御堂筋です。御堂筋はJR大阪駅前から南海難波駅前に至る、全長約4キロメートルの大阪を代表する幹線道路で、道路の両脇と緩速車線の間にイチョウの木が植えられており、黄金色に輝く御堂筋の銀杏並木として有名です。
御堂筋に何故イチョウが植えられたのでしょうか。御堂筋の樹種選定時には、パリ市内で見られるプラタナスが有力だったようですが、しかし国際都市を目指す大阪にふさわしい東洋の樹木をという意見との対立の結果、梅田から淀屋橋はプラタナス、淀屋橋から難波はイチョウということで折り合いがついたそうです。
イチョウ並木には銀杏(ぎんなん)がつきもので、秋になれば、銀杏を拾う人もよく見かけましたが、銀杏の放つ悪臭が嫌われ、実がならない雄木に植え替えられつつあり、かって雌木が400本あったのが、半分ほどになっているそうです。
平成30年9月、台風21号がきた時、本町で撮影をしていました。撮影が終わり帰ろうとして外に出た時、目の前で御堂筋のイチョウの木が折れるのを目撃しました。この時の台風21号によって御堂筋のイチョウがが甚大な被害を受けたとのことです。そのため大阪市とグンゼが御堂筋のイチョウ並木を守り、保全しようと協定を結び、イチョウを京都のグンゼの敷地内に植樹し、育成していくとのことです。是非御堂筋の銀杏並木を絶やさないで守っていきたいものです。
今年ももうすぐ黄金色に輝くイチョウ並木が見れそうです。ミラーレスカメラを持って写真を撮りに行こうではありませんか。