2月の下旬になっても寒さが厳しい今年の冬。そんな中、わたしの住む大阪東住吉区の公園や川沿いのセンダン(栴檀)の木に、たくさんのヒヨドリが集まっていました。
毒があるセンダンの実を食べる鳥たち
たくさんのヒヨドリのお目当ては、センダンの実。食べ物が少ない冬、鳥たちにとって貴重な食物です。
実はセンダンの実には毒があるらしく、サポニンが多く含んでいるため、人や犬が食べると中毒を起こし、多く摂取すると死に至ることもあるそうです。しかしヒヨドリやムクドリは毒があっても平気で食べています。
ヒヨドリは花の蜜が大好物で、花がなくなると木の実を食べるようです。また柑橘類の甘い果物も食べたり、野菜なども食べることもあるようで、農作物の被害もあるそうです。
ヒヨドリは日本では、どこでも見られる留鳥、漂鳥ですが、日本以外では朝鮮半島南部や台湾などで見られるようですが、その数は少なく、海外のバードウォッチャーにとっては一度は見てみたい鳥のようです。
鳴き声が「ヒーヨ、ヒーヨ」と鳴くので、ヒヨドリと呼ばれるようになったとの説もあるようですが、朝にきながら飛んでいるヒヨドリたちの姿は朝のすがすがしさを感じせてくれます。