写真は撮影した原寸のままが、いいのはわかっていても、持っているレンズでは、狙っている被写体が小さすぎたり、インスタグラムで横位置で撮影したものを、正方形にして大きく投稿したい時、どうしてもトリミングが必要になってきます。
視線に合わせてトリミングする
そして、トリミング次第で、写真の良し悪しも決まってきます。
今回は、慌てて撮影した猫の写真をインスタグラムに投稿するためにトリミングしてみたいと思います。
上の写真は、雨上がりに買い物に行った時、猫が目の前を横切り、駐車場に入って言ったので慌ててカメラを取り出して撮影したものです。このところ雨ばかり続いて写真が撮れていないので、トリミングをしてインスタグラムに投稿してみました。
上の左のトリミングは、ネコを真ん中にしたもので安定しているのですが、もともと平凡な写真であったものが、動きのない面白みのない写真となってしまいました。
右のトリミングは、視線の先を多くして広がりを感じさせるという、トリミングの基本です。尻尾は切れてしましますが、ネコを右側に寄せ、視線の先を開けることによって、平凡な写真に少し動きが出てきました。
この写真は、体の向きと逆に視線がありますが、先ほどの写真と同じように、少し視線の先を多くトリミングして、広がりをもたせてみました。
標準ズームだけで、撮影しにきて後悔する時もあります。
予想していなかったところにネコがあらわれたので、慌てて標準ズームの望遠側で撮影しましたが、ネコが小さくなっていまいました。
背景も良く、ネコの表情も良かったので、インスタグラムに投稿しょうと思いトリミングしてみました。
この写真では、ネコのまわりが多く写っているので、ある程度自由なトリミングができ、安定感や奥行きを感じさせることが可能になりました。
写真の上達のためには、撮影時にフレーミングや構図を考えて撮るようにするべきです。しかし後から写真を見て、この構図の方が良かったのではと考えるのもいい勉強になりますので、撮った写真でトリミングを試してみてください。
写真講座 6(基本) 写真の基本構図とフレーミング
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