撮影アレコレ

天満橋の夜景を手持ちで撮影

天満橋

カメラを買ったなら、一度は夜景を撮りたくなるのではないでしょうか。寒いですが、冬は空気が澄んで綺麗に写るので、絶好のチャンスです。一昔前は、夜景の撮影には三脚が必要でしたが、最近のミラーレスカメラは手ぶれ補正もつき、高感度でも綺麗です。

大阪は水都大阪と言っているだけあって橋が多く、橋はライトアップされているので、橋とビル群の照明が川に移るポイントが多くある。私のお気に入りの一つ、天満橋。橋とビル群に水上バスを加えると更にいい絵になってくる。

夜景撮影のカメラ設定

  • ISO感度はオート
  • ホワイトバランスは太陽光(晴天)モードor 白色蛍光灯モード
  • 絞りは開放(絞り優先オート or P-プログラムオート)
  • 露出補正(暗めの夜景はー補正、明るめの夜景+補正)

最近のミラーレスカメラは手ブレ補正があるからブレないだろうと過信しないでください。手ぶれ補正にも限界があり、機種によっても違いますが、2〜3段くらいまでで、しっかりと構えてください。もし手すりがあれば手すりを利用しましょう。

手すりにカメラを置き、手でしっかり支えてください。また、肘を手すりに押しつけて、腕が上下に動かないように固定してください。これだけでも手ブレ補正効果になります。

天満橋の東側は少し暗いが、大阪ビジネスパーク(OBP)が見え、季節によれば満月の夜景も撮ることができる。この時も橋の手すりに肘を押し付けてブレないように撮影した。

この時は、まだ薄暮であったが、淀屋橋でもビル群の照明が川面に写り綺麗な夜景が撮れる。

レンズによっても望遠レンズの方がぶれやすいので気をつけてください。基本的にはブレないシャッタースピードは焦点距離の分母のシャッタースピードが必要と言われています。

    • 100mm →1 /125のシャッタースピード
    • 50mm   →1 /60のシャッタースピード
    • 24mm   →1 /30のシャッタースピード

手ブレ補正がなければ、こうなのですが、手振れ補正のおかげで、2〜3段分遅いシャッタースピードをきることができるのです。24mmでならば1 /8〜1 /4のシャッタースピードでも大丈夫ということなのですが、あまり過信せず、しっかりとカメラを構えてください。

最近のミラーレスカメラは高感度でも綺麗だと言いましたが、やはり三脚にカメラをつけて、ISO感度を低くして撮った方が綺麗に撮れることは間違いありません。

会社帰りなどには手持ちで、作品として夜景を撮る時は三脚を持って行く。そのように考えられてはいかかがでしょうか。

メモ

掲載の写真はISO感度はオートで 高感度3200〜6400 で撮影したものです。ISO低感度とは、およそ100〜200くらいのことを示します。

 

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