今年の10月は記録的な暑さで、夏を思わせるような毎日が続いていましたが、中旬以降、急に気温が下がって、肌寒くなってきました。
いよいよ秋の紅葉のシーズンがやってきました。昨年はコロナの影響でどこへも行けなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今年こそは色ずく紅葉を撮影しましょう。
今まで紅葉を撮影しても、「カメラのオートでは綺麗に撮れない」「色が綺麗に撮れない」などと思っている方が多いのではないでしょうか?
紅葉を色鮮やかに撮る方法
まず、紅葉を綺麗に、鮮やかに撮る方法があります。
- 順光ではなく、逆光を狙って撮る。
- 背景を選んで撮る。
- 構図を考えて撮る
この3つをマスターすれば必ず、上手くいくはずです。
順光ではなく逆光を狙って撮る
まず、上の写真を見てください。写真の下の方に暗いですが、人がいて写真を撮っている方もおられます。多分、太陽が正面からあたっている、順光で紅葉を撮影しています。しかし紅葉が一番綺麗に見えるのは太陽に向かって、いわゆる逆光で撮る、透過光を狙って撮るのが、色鮮やかに撮影することができるのです。
逆光での撮影は、葉の色が透けて、色が鮮やかに見えるのです。
背景を選んで撮る
紅葉の葉を一番目立たさせるのは、背景が単純であることです。上の写真の場合、空に向けて撮影しているので青一色です。また逆光での写真のように背景が暗く落ちている場合でも色ずく葉が目立って色濃く見えます。
また背景との距離が遠くボカして撮ることも紅葉の葉が浮き上がって目立ってきます。
構図を考えて撮る
上の写真は、落ち葉と木々を撮影したものですが、落ち葉の地面を3分の1にして、いわゆる3分割法の構図です。3分割法はバランスがとれ安定した構図が特徴です。
紅葉写真下の落葉のアップだけでもいいですが、手前上の木の葉を入れて、黄と赤の2色で紅葉を表現してみました。
最後に、露出について
撮影時の露出についてですが、カメラ任せのフルオートは外して、オログラムオートや絞り優先オートで、撮って見ましょう。そして露出は露出補正で、若干アンダーめ(約−2/3〜−1)にして撮影すると色濃くなると思います。またこれはいいなと思ったところでは、露出を変えたり、構図を変えたりしてたくさん撮って見ましょう。
緊急事態宣言も解除されました、まずは日帰りで行けるところで色ずく紅葉を撮影して見ませんか。