カメラのレンズにもいろんなタイプがありますが、広角レンズは私たちの見る世界と違う世界を演出してくれます。ただその面白さだけにとらわれてしまって、ただ広いだけ、歪んでいるだけになってしまうので、気をつけたほうが良いのも事実です。
広角レンズ(広角ズーム)
今回使用したレンズは、キヤノンEF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMで、EOS Kiss X
8iで使用しました。大阪、グランフロント大阪を下から撮影したのですが、このレンズは実質35mm換算で、16−35mm相当のレンズになり、画角は108度〜63度相当になります。
一番ワイドな10mm(16mm←35mm換算)は、最初にカメラについている標準ズームの広角側で広いものが15 mm(24mm←35mm換算)なので、それに比べるとかなりのワイド感が出ています。
広角レンズの特徴としては、広い範囲で写るのと、遠近感が強調され、またピントが合う範囲が広くなるのですが、「歪み」が出てきます。
手前のものが大きくなり(広く)、奥が小さく(狭く)なる、この歪みはパース(パースペクティブ)と呼ばれ、画面のどこか1点に向かって収束します。この収束は普通のレンズでもみられますが、広角になるほど顕著になります。
広角レンズでの撮影は、この特徴をいかしてすと、人間の目では見れない、ダイナミックな写真となります。
広角レンズの特徴
- 広い範囲を写せる
- 手前のものが大きく、奥のものが小さくなる(遠近感・パースペクティブ)
一般的に35mm以下のレンズを広角レンズといい、約20mm以下のレンズを超広角と言います。
大阪淀屋橋から肥後橋に向かっての川沿いには、バラや花、木々があります。春の新緑の中に太陽からの光を入れて撮影してみました。
空に向かって、川沿いの木々の新緑を撮影しました。新緑が空を覆うような写真となりました。
標準ズームと望遠ズームはあるけれど、広角ズームまでは、と言う方も多いかと思います。次は単レンズにしょうか?広角ズームにしょうか?迷うところですが、撮影される被写体に合わせてみてください。
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