大阪東住吉区に住む私にとって、緊急事態宣言の中で出かけるところといえば長居公園くらいになるのではないかと思います。長居植物園も閉まっているのですが、休日となると、たくさんの方が色んな工夫をしてそれぞれ楽しんでおられるようです。
白い鳩はアルビノ?
この日もカメラを持って、自転車で公園内を探索していると、めずらしい白い鳩に出会うことができました。
ごくまれに、遺伝情報の欠損によって先天的にメラニン色素がかけて、白い体をしていることを「アルビノ」といい、人間から動物、植物まで広くみられるようです。ちなみに私たちの身近な白いカラスやスズメもいるそうです。
普通私たちが一番見ている鳩は「ドバト」が灰色で、「キジバト」が赤茶色です。しかし鳩には「銀鳩(ギンバト)」や「シラコバト」という白い種類のハトもいるので、一概にアルビノとは言えないみたいですが、アルビノは虹彩の色素が少ないので、瞳の色が赤く見えるそうです。
鳩が平和の象徴なのは何故?
白い鳩は平和のシンボルとして描かれることが多く、平和の象徴としてのイメージがあります。それは何故なのでしょうか?
それは旧約聖書の「創世記」の中の、ノアの箱舟の話にもとずくようです。
今から約4800年前、堕落した人間を滅ぼすため大洪水をおこされた時、神は正しい心を持ったノアとその家族、(全ての生き物ひとつがい)を救うために、ノアにとてつもなく大きな箱舟を作るように命じられます。そしてその箱舟が完成すると大洪水がおこり、ノアとその家族と生き物達以外の生き物は滅ぼされてしまいます。
大雨は40日40夜降り続きましたが、やがて地の水が減り始めます。そこでノアはカラスを放ちますが、休むところがなかったカラスはすぐに戻ってきました。そしてそれから7日後、鳩を放ったところ、鳩はオリーブの枝を加えて戻ってきたのです。それからまた7日後、鳩を放つと戻ってきませんでした。その時ノアは水が地の上から引いたのを知るのですが…
この神の罰が終わったことを知った「オリーブの枝と鳩」が、神と人と和解のシンボルとなり、このことから平和の象徴として用いられるようになったとのことです。
また、世界的に「鳩が平和の象徴」として広まったのは、1949年にピカソが描いた「平和擁護世界大会」のポスターに鳩が描かれたことがきっかけであったとも言われています。
鳩の夫婦は仲良し?
鳩の夫婦は仲良しであることが有名ですが、実際は子育てまでは一緒ですが、子育てを終えると、別のパートナーを求めるのがほとんどで、パートナーを変えないのは、ごく稀だそうです。しかしパートナーを変えず一生連れ添う鳥もおり、大型で長生きをするツルやハクチョウ、ワシ、ペンギン、アホウドリなどがいるそうです。
冬の渡り鳥の代表 ー 大阪城公園でツグミを撮影
大阪城公園の梅林がそろそろ満開ではないかと思い、朝早めに大阪城公園に行ってみました。メジロは梅の花の蜜が大好物なので、たくさんの方が、メジロを追いかけカメラを構 ...
続きを見る
大阪城公園の鳥たち(梅林開花情報)ーメジロを撮影
大阪城公園にはたくさんの鳥たちが集まってきますが、バードウオッチャーでもない限りあまり近くでは見ることができません。しかし花の咲く季節には、花の蜜を求めて鳥たち ...
続きを見る