トランペットのような花を咲かせる「エンジェルストランペット」は、南アメリカの高地が原産ですが、なぜか日本では「キダチチョウセンアサガオ」と呼ばれています。
南アメリカ原産なのにキダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)?
エンジェルストランペットは南アメリカ原産でナス科チョウセンアサガオ属の低木ですが、日本ではキダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)とも呼ばれています。また似ていて間違われる「チョウセンアサガオ」がありますが、「キダチチョウセンアサガオ」とは厳密には別属であるそうです。しかし、南アメリカ原産なのに、なぜ「チョウセンアサガオ」という名がついたのか不思議ですね?
昔、日本では外来種植物には、「異国の」ことを「チョウセン」という冠詞をつけて「異国」のことを表したようで、“チョウセン(異国)のアサガオのようだ“ 異国原産の花だということで名付けらたようです。また他には、学名のブルグマンシアやダチュラとも呼ばれてもいるようです。
花期は6月〜11月で、色は白、ピンク、黄色、橙色があり、もともと熱帯アメリカ原産ですが、アンデス山脈の高地で咲いていた花なので、暑さには弱く、日本のような暑い夏では枯れることもあるようです。
また、葉は薬用としても使われるが、毒性が強く危険なため、厚生労働省の自然毒のリスクプロファイルに掲載されています。
花言葉は、「愛嬌」「偽りの魅力」「遠くから私を思って」「あなたを酔わせる」などがありますが、“天使のトランペット“とつけられたように、風に揺れる可愛い姿から「愛嬌」とつけられたり、意外な葉の毒性から「偽りの魅力」とつけられたようです。誕生花は8月9日、8月16日、9月4日、10月23日です。
天使のトランペットと呼ばれる花、大きくて下を向いていて撮影しにくいかもしれませんが、一度チャレンジしてみてください。きっとどこかで見かけるはずです。
メモ
EF-M18-150mmF3.5-6.3 ISOオート プログラムオートで撮影