今年も、もう9月、私の住む大阪東住吉区の小さな川、「今川」の川沿いにザクロの木があるのですが、その木の実が大きくなっていました。
ザクロ(柘榴)の実は食べられるの?
ザクロはミソハギ科ザクロ属で、日本へは平安時代に中国から入ったと言われています。そのほとんどは観賞用としてのもので、食用のものは、海外のものであるようです。今はザクロの実を売っているスーパーはあまりなく、購入できるもののほとんどが、カルフォルニア産のものだそうです。ザクロが食べられるのかもわからない人も多くなっていると思いますが、ザクロの実は、立派な果物で、20年ほど前にブームになったほどです。
私も子供の頃食べたことがありますが、甘酸っぱかったような気がします。ザクロにはビタミンC、ビタミンB1、B2やマグネシウム、リン、カリウムが含まれていて美容や健康に良いようです。食べ方は、そのままでも、サラダに入れても、ジュースやジャムにしても美味しいようです。
ザクロの発祥地は中近東のようで、昔から多くの国で、愛され、食されてきたようです。あの旧約聖書の雅歌の中でも、
「唇は紅の糸のようで、口は愛らしい。頬はベールの向こうで、ざくろの片割れのようだ。」(雅歌4章3節)
と美しい女性を形容する言葉として出てきています。
花も美しいーザクロの花
ザクロの花は観賞用としても好まれており、開花時期は5月〜7月で、オレンジ色の美しい花を咲かせます。開花前の萼(がく)はタコさんウインナーのようでとても可愛いのが特徴です。
ザクロの花の花言葉は、「成熟した美しさ」「素直な美」「自尊心」。実は「愚かしさ」「結合」で、実がたくさん詰まっていることから「結合」と付けられたようです。
もうすぐ、秋の実りの季節になり、鳥たちも実を食べにやってきます。望遠ズームを持って撮影にチャレンジしてみられてはどうでしょうか。
メモ
ザクロの実:EF-M18-150mm F3.5-6.3 プログラムオート
ザクロの花:EF50mmF1.8 絞り優先F2オート、 EF-S18-55mm プログラムオート