大阪の冬は雪景色にもならないし、花も咲いていないし、枯れた木ばかりで、被写体になるものが少ない。そのため写真があまり撮れなくて、せっかく買ったミラーレスカメラもほとんど使わず、モチベーションも下がってしまっているのではありませんか。
冬木をシルエットで撮影
皆さんは「冬木」ってご存知ですか、読んで時の如く、「冬の木のこと。特に冬になって、葉の落ちつくした木」のことを言います。確かに葉の落ちた木々は、閑散として特に絵にならないと思ってしまいますよね。しかし、よく見てください。その木のシルエットを。空に伸びた枝たちが、まるで血管のようにはりめぐる姿に力強さを感じざるを得ません。
特に「冬木」を撮影するのには、背景の空模様が大切です。やはり朝方や夕方の空を背景にすることで、「冬木」を主役に引き立てルことができます。そして、その空の中に鳥が飛んでいることで、また自然の逞しさも感じられるようになってきます。この時期に鳥なんているの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。ところがこの時期でも鳥たちは活発に活動しています。また、空ではありませんが、水辺に行けば、冬の集まる水鳥たちに出会うことができます。とくに夕方は帰り自宅に忙しい鳥たちが木から木へ、枝から枝へ、移動していますので、待っていれば必ず1枚や2枚は撮れるはずです。
露出はあまり意識せずにオートで撮影してみましょう。なぜなら、カメラの露出計が空の明るさにひっぱられて、手前の木が暗くなるからです。もしそれでも明るいなら露出補正でマイナス補正しましょう。
もう梅が咲き始めています。そして桃や桜も、花を咲かす準備をしています。春はもうすぐです。.....‘’おっと、花粉も飛び始めるのですね‘’また薬をもらいに行かなくちゃ.....
メモ
写真は全て、APS−Cサイズミラーレスカメラ、キヤノンEOS-M5、M6に標準ズームを付けて撮影。Pオート、ISO感度オート、露出補正ー1/3〜ー2/3 にて撮影