昨年、奈良公園の桜を写真教室で行こうと計画していたのですが、コロナの影響によって中止せざるを得なくなり、残念に思っていたのですが、今年は桜が満開だと聞いたので、一人で行ってきました。今回のテーマは、「桜と鹿」です。
奈良公園の桜と鹿
一口に奈良公園といっても、東西約4km、南北約2kmと広大な公園です。なので全てを廻れるわけがなく、体力もないので、ほんの一部しか行くことはできませんでした。
自宅が東部市場前駅に近いので、JRで奈良まで行くことにしました。本当は近鉄奈良の方が、現地に着いてから便利なのですが、仕方ありません。
そしてそこから少し進むと「猿沢池」がありました。池は一部工事を行なっており、天気も黄砂の影響か空は白くて、「興福寺五重塔」と柳が水面に映る美しい風景は撮れませんでした。
猿沢池を右手にみて進むと左手に「興福寺」がありました。「興福寺」は1998年には、世界文化遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つに登録され、「東金堂」・「北円堂」・「五重塔」・「三重塔」の4つが国宝となっています。
奈良市街の東一帯が「奈良公園」であり、春日大社、興福寺、東大寺から原生林の生い茂る春日奥山までの広大な範囲であるそうです。
当日は桜が満開ということもあって、幼稚園の課外学習?やたくさんの観光客が来られていました。
奈良国立博物館では、4月27日〜6月20日まで、聖徳太子の1400年忌にあたり、「聖徳太子と法隆寺」展が行われるそうです。
東大寺前のお店の前にもたくさんの鹿がいて、観光客から鹿せんべいをもらい、鹿の中には勢いがいいのがいて、「怖かったな〜子供やったら危ないで」と言う声も聞こえました。それもそのはずで、2018年には過去最悪の209人のけが人が出ているそうです。看板には「奈良公園のシカの多くは人に慣れていますがあくまで野生動物です。時として人を攻撃することがありますので、特にご高齢の方や小さなお子様連れの方は注意してください。」とありました。奈良県は対策として、注意の看板やデジタルサイネージ等で注意を呼びかけたり、「鹿愛護会」や「鹿サポーターズクラブ」によるパトロールを行なってもいるそうです。
東大寺の南大門の金剛力士像(仁王像)、「阿」とは口を開いている像のことを指し、「吽」とは口を閉じた像のことを指しているそうで、「阿吽の呼吸」という言葉は、阿形・吽形の仁王像の像容が起源になっているとのことです。
今回はあくまで奈良公園の桜と鹿に絞って撮影をしました。奈良公園には素晴らしいところがたくさんありますが、また、秋か来年の桜のシーズンに撮影しに来れたらと思っています。