神戸は関西でも異国情緒がありオシャレである。大阪も開発が進んでどんどん綺麗になっているが、神戸にはかなわない。
そんな神戸でもちょっと変わった巨大モニュメント「鉄人28号」がある。
「鉄人28号」はJR新長田駅南側、若松公園に設置されていて、直立した時の設定が18メートルに及ぶ。見る前はもっと小さなものを想像していたが、実際行ってみると思ったより、デカくて迫力がある。
なぜこんなところにと思われる方も多いのではないでしょうか... 実はあの阪神・淡路大震災に関係があるのです。
わたしも阪神・淡路大震災を経験した者ですが、長田区も大規模な火災があり甚大な被害がありました。その時は誰もが喪失感に襲われて、どう立ち上がればいいのかわかりませんでしたが、その中で誰もが必死に立ち上がるなか、新長田にゆかりがある「鉄人28号」の作者、横山光輝(よこやまみつてる)の作品で盛り上げようと長田区の地元商店街の方が中心となって震災復興と地域活性化プロジェクトが立ち上がったのです。
ただ単に巨大モニュメントがありだけではなく、新長田のまちには、鉄人28号にちなんだ様々なものがあり、鉄人ストリートや交番など商店街の方の意気込みを感じてしまう。
鉄人の頭がストリートの街灯となっている。
わたしも再放送でしか見ていないが、鉄人28号をリアルで知っている方も少なくなってきている。当時としてはカッコよく、今でも主題歌を覚えており、イラストも書くことができるほど。
なぜかこの時代は、「マグマ大使」、「黄金バット」、「鉄人28号」にしても子供が呼び出したり、操縦して自分でもできるんじゃないかと思ったものだ。
「鉄人28号」のモニュメントがある若松公園は駅から3分。JR新長田駅は神戸駅から普通電車で2駅目と近く、神戸に行った時は、寄ってみられてはどうでしょうか。
「鉄人28号」の撮影はちょうど24mm(APS-C15mm相当)くらいが迫力のある写真となり、標準ズームで十分撮影できるのではないでしょうか。
EOS M5 15-45mm の15mm側で撮影。