先日、たまたまテレビで「ミュージックステーション」(いわゆる『Mステ』)を見ていると、変わった名前のバンドが出ていた。TV初登場で、最近話題の「神はサイコロを振らない」というロックバンドだ。福岡出身4人組で今年の7月メジャーデビューしたらしい。最近『夜永唄』が「切ない」「泣ける」とネットで話題となっているようだ。変わったバンド名だなと思って調べてみると、バンド名「神はサイコロを振らない」は、現代物理学の父と呼ばれる、アルベルト・アインシュタインの言葉らしい。観測される現象が偶然や確率に支配されることもある、とする量子力学の曖昧さを批判したもので、アインシュタインは、「そこには必ず物理(神)の法則があり、決定されるべき数式がある」と。
バンドの彼らは、「型にはまらない、誰にも出せない音を生み出し続ける」という、自らが定めた絶対的な『法則』。それをもって自分自身が司る道を自分自身で切り開いていく、との意を込めて命名したそうだ。(オフィシャルサイトより)
ヴォーカルの柳田さんの歌詞で選ぶ「日本語の奥ゆかしさ」は定評があり、『夜永唄』が高校生の間で話題となっているそうだ。
金木犀の香りが薄れていくように
秋の終わりが消えていったあなた (夜永唄 歌詞より抜粋)
若い世代から指示される、美しい言葉を奏でる「神はサイコロを振らない」。これからも彼らの活躍を期待したい。
わたしはいつも花の美しさや形(デザイン)に感動しながら花を撮っていますが、物理学は花の美しさをどうとらえているのでしょうか?
ノーベル物理学賞受賞者のリチャード.ファインマン氏は、ある芸術家にこんな言葉を問いかけられました。「あそこに、美しい花が咲いてますね、芸術家はその美しさを鑑賞し称賛するが、科学者は、ばらばらに分解しようとする。それじゃあせっかくの美しい花が台無しだと思いませんか?」
ー私たちが思っている科学者という人のイメージはこんな感じかもしれませんね。ー
その言葉に対してリチャード・ファインマン氏はこう答えました。「科学者にも花を愛でる心はあるどころか、科学者だからこそ、より深く愛でることができる。花の美しさが外観だけにとどまらないことを知っているからだ。花を形作る細胞、分子、さまざまな生物学的反応、複雑に入り組んだ幾多のシステム。そういった内部構造までもが美しいのだ。そこには、驚きに満ちた素晴らしい世界が広がっている....」(ノーベル物理学賞受賞リチャード・ファインマンの言葉)
やはりそうなんだ!花の美しさは科学者でさえ、いやもっと感動しているんだ!花は美しい。これが偶然ではないことは確かだ。これからも花の写真は撮り続けていきたい。
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