オリンパスカメラのOM-D E-M10 MarkⅢは、10/2の価格.comではミラーレス一眼部門で、フルサイズミラーレスカメラを除いてでは、第一位であった。しかし....
先日カメラ業界を象徴するような報道があった。
「オリンパスは9月30日、デジタルカメラ製造・販売関連事業(映像事業)を、独立系投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)に譲渡の正式契約を交わしました。」
え〜オリンパスカメラはどうなるの〜
安心してください。カメラ部門(映像事業)は、「OMデジタルソリューションズ」に継がれることになり、今まで通り、オリンパスのブランドは残り、製品供給や開発は進められるようです。
ほっと安心された方も多いことでしょう。
今回の買収の責任者、稲垣伸一マネージングディレクターは、かってソニーのパソコン「VAIO」事業の成功をなしている方で、その稲垣氏がオリンパスカメラのマイクロフォーサーズセンサーの技術を高く評価しているようだ。
わたしの小さい頃、父がオリンパスカメラを持っていて、そのフィルムサイズが、なんとハーフサイズであった。
ハーフサイズ?って何と思われる方も多いだろう。普通は1回シャッターを切ると1枚撮れるのが、なんと1枚の半分の面積にしか写らず、普通のカメラの2倍撮れると言う、画期的なカメラだった。まだフィルム代が高価だったこともあり、一世を風靡した。
1959年、最初のオリンパスペンが登場。その当時、カメラの値段が2万円以上で、大卒の初任給が12,000円。その半分の価格、「月給の半分の金額で買える」カメラがコンセプトであったそうだ。
オリンパスペンの生みの親であった、米谷美久氏は、高級機種のレンズと同等の小型で高性能のレンズを開発、ボディにおいても、今も写ルンですで採用されている、巻き上げに「ノブ式」を採用、品質を落とさずにコストダウンを図り、他社からも真似をされるような製品を生み出したとのことです。(詳しくはSunriseCamera-オリンパスペン徹底解説...)
デジカメ市場の縮小
今、カメラ業界がピンチだ。新型コロナの影響もあり、あのキヤノンでさえ、2期連続の減益となり、3期も減益の公算が大きいらしい。ましてニコンも営業赤字が171億円に転落。
どうなる日本のカメラ業界....頑張れニッポンの写真業界!