今年の冬の寒さは厳しくて、早く春になってほしいと思っていましたが、2月末になってようやく気温も上がり始めました。
大阪城公園の梅林にやってくるメジロも、寒さのせいか少なくて、2月19日にやってきましたが、ほとんど見ることはできませんでした。
遅咲きの梅が3月中旬まで
大阪城公園の梅林には中咲きの品種が最も多く、約 1000 本も植えられていますが、寒さのせいか、まだ中咲きの品種の咲き続けていました。有名品種の緑萼(りょくがく)や南高(なんこう)なども撮影することができました。
3月は遅咲きの品種が咲き始めるようで、梅林には約215本あり、3月の中旬頃まで楽しめるようです。
中咲き品種の呉服枝垂れ(くれはしだれ)は枝垂れ梅の中でも有名で、薄桃色の花で、縁がうっすら白くなっているのが特徴で、とても美しい心惹かれる花です。
鶯宿(おうしゅく)は「大鏡」の中で、村上天皇の御世に京都御所に移植された故事が由来となっているといわれる名梅の品種であるそうです。
鈴鹿の関(すずかのせき)は極小輪の一重咲きで、花の中心が濃い紅色で、花弁の先端にいくと淡くなる美しい花です。
曙枝垂(あけぼのしだれ)は、江戸時代に作られた品種で、淡い紅色をした一重咲きの大輪です。
昨年の2月の中旬から下旬頃に撮影にきた時、たくさん見ることができたメジロは、今年は寒さのせいか、昨年と同じ時期、あまり見ることはできませんでした。しかし2月28日、やっと暖かくなったせいでしょうか、やっとメジロの姿を見ることができました。
3月に入り遅咲きの品種も咲いてくると思いますし、少し暖かくなってきたようですので、是非梅の花を見に行ってみませんか?