インスタグラムのフォロワーの方から、「夕方、空はなぜ赤くなるのでしょう。」とのコメントがあった。
なぜ赤くなるのか、カメラマンならば、ある程度説明できるのかもしれませんが、説明を受ける方は、きっと眠くなるに違いありません。わたしもいろんな現象を科学的に説明を受けるのは、面倒くさいです。
しかし写真を撮るうえで、少しは知っておいた方がいいかもしれません。
まず虹を頭に思い浮かべてください。虹は7色でできています。太陽の光も白い色に見えますが、この7色が混ざり合ってできています。
赤色の波長が一番長く、紫色が一番短いのですが、紫色は人間の目には感じにくく、波長の短い方から三番目の短い青色が大気中の水蒸気やチリ、ゴミ等の粒子にぶつかり屈折して四方八方へ光を放ち、空いっぱいに広がります。
人間の目で空が青く見えるのは、そのためです。
おっと、もうここで眠くなってきましたね。
ここからが大事なんですから、最後まで読んでくださいね。
夕方になると太陽が地平線の方へ沈んで行きますが、これは太陽が遠ざかっているのです。そのため波長の短い青色は目に届かなくなり、波長の長い赤色は散乱されにくく、真っ直ぐに届くのです。そのため空は赤色に見えるというわけです。
専門家の方に怒られそうですが、つまりごくごく簡単に言うと、昼間は太陽との距離が短いため、波長の短い青色が目に見えるが、夕方は太陽が遠くにあるため、波長の短い青色が届かず見えないが、波長の長い赤色が目に届き赤色に見えると言うことです。
人間は青い光よりも、暖かなオレンジ色(アンバー色)の方が心が落ち着くと言われています。カフェで暖かな照明が使われているのもそのためです。
色んな事があって疲れた心を、1日の終わりに、ほっとできるようにとの配慮かもしれませんね。