そういえば、この花(木)は学校の校庭の端にあったような気がしますし、色んな場所に植えらているのを見た記憶がありますが、何の木(花)か知りませんでした。
大気汚染に強いキョウチクトウ
「キョウチクトウ(夾竹桃)」はキョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木。インド原産ですが、中国を通して江戸時代に日本にやってきたようです。とても強く、特に車の排気ガス等の大気汚染に強いため、工場や幹線道路等の緑化に使われているようです。
キョウチクトウ(夾竹桃)の名前は、花が桃の花に似ており、葉が竹の葉のように細長く、桃と竹が混ざり合った(夾ー混じるという意味)様子から付けられたそうです。
花の開花は6月〜9月で、花の色は、白、赤、ピンク、黄がありますが、花や葉、枝、根や果実に毒があり、体内に入ると心臓発作や痙攣などがおこり、枝を串にしたキョウチクトウで焼いた肉を食べた人が死んだこともあったようで、一説によると青酸カリよりも毒性が強いと言われています。
花言葉は「油断大敵」「危険な愛」「用心」などで、強い毒性があることからつけられたようで、英名の花言葉も「caution(用心)」「beware(注意する)」だそうです。誕生花は8月9日、8月12日です。
毒があるのに何故、学校等で植えるのか疑問が生じますが、その毒性は、有害な動物や虫などを遠ざけてくれ、対処さえしっかりすれば大丈夫だそうです。
暑い夏に咲く花は、貴重です。皆さんも撮影時に触らないように心がけてください。
メモ
EF-S18-55mm F3.5-5.6 EF50mm F1.8 プログラムオートにて撮影