キキョウ(桔梗)は古くから日本で愛されてきた花で、江戸時代から品種改良が行われてきて多くの品種があり、今見頃をむかえています。
秋の七草のひとつー桔梗(キキョウ)
キキョウ(桔梗)の原産地は日本を含めた東アジア。キク目キキョウ科キキョウ属の宿根草で、花期は6月〜10月で、秋の七草のひとつです。キキョウ(桔梗)は万葉集では「朝顔」と呼ばれており、古くから愛されてきた花のひとつで、根は昔から「キキョウ根」という名で生薬として用いられてきているようです。
今見かけるキキョウは初夏に花が咲く園芸品種のようで、花の色は紫や青、ピンクや白もあり、たくさんの品種があるそうですが、野生の品種は絶滅危惧種に指定されているそうです。
キキョウの花の蕾は、膨らんだ風船のようであり、英名は「balloon flower」バルーンフラワーと呼ばれているほどです。
花の形は星形で、最近大河ドラマにもなった、明智光秀の家紋(珍しい水色桔梗)としても使われており、美濃の土岐氏の一門がキキョウを家紋としているそうです。
明智光秀が平定し領地とした亀岡市の谷性寺では「ききょうの里」として約5万株のキキョウで有名であるようです。
キキョウの花言葉は「永遠の愛」「誠実」「従順」で、まるで聖書の花のようです。
誕生花は多く、4月23日・8月2日・8月28日・9月1日・10月22日・10月31日です。
メモ
キヤノンEF50mmF1.8 レンズ使用 絞り優先F2オートにて撮影
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