写真雑記

絞りの浴衣(親から子へ受け継がれるもの)

教会で写真教室を行っているのだが、手伝ってくださっている方が浴衣を着てこられた。普段から着こなし上手で、なんでも着こなしてしまう。

「その浴衣はどこで買ったの」と尋ねると、「お母さんが着ていたもの」だという。

最近は、なんでも使い捨ててしまう。服もけっこう安く手に入ってしまう。まだまだ着れるのに。流行おくれだとか、飽きたとか言って捨ててしまう。

ヨーロッパでは良いものが、親から子へ、孫へ受け継がれる文化があるそうで、服だけでなく、ジュエリーやテディベアが有名である。日本では着物がそうなのかもしれないが、最近は高価な着物はレンタルで済まそうという方が増えてきている。

さて彼女が着ている浴衣は絞りの浴衣だそうで、浴衣について少し調べてみました。

EOS M5にアダプターをつけてEF50mmF1.8にて撮影 F1.8  ISOオート

絞りの浴衣は愛知県の「有松(ありまつ)・鳴海(なるみ)絞り」が有名で、江戸時代始め頃、農地として向かない土地で、生活の糧を得るため絞り染めに着目し、商品として売り出したのが始まりで、400年以上の歴史があり、木綿を藍で染めたものが代表的らしい。生地表面に凹凸があるのだが、糸だけでくくる手法や縫って絞る手法等、様々な絞り方もあるようだが、近年は「くくり工程」は海外で行われ、後継者が少なくなっているそうだ。

その歴史や技術については『絞り染め大全』安藤宏子著が出版されている。

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どちらにしても、世界に例を見ないほどの多種多様な技法を有する有松絞り、伝統が絶えないことを願います。

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